ワークモチベーション向上は業績・収益アップに不可欠です。昨今様々な情報が溢れていますが、これからのコラムでは、調査データに基づいた目線でお伝えできたらと思っております。
これまで多くのタイ日系企業の経営者と面談させていただきました。「人を変えるのは難しいからね。タイのサバーイサバーイの社会の中に自分を置いた方がずっと楽だよ…」と人事や組織改革に疲れを見せる経営者は少なくありません。一方で、「タイ人従業員に楽しく仕事をしてもらうにはどうしたらいいだろう。どんな施策があるだろうか?」と答えを探し続けている経営者もおられます。
皆様はどちらのタイプでしょうか?
なぜ考慮に値するのか?
そもそも、この内容を真剣に考えるのは、ワークモチベーションは企業の業績向上と経営利益に密接な関係があるからです。 昨今、“企業は人なり” “従業員のモチベーションなくして成長はない” と言われています。ほとんどの方は、その通りと首を縦に振ることでしょう。それは、人のやる気はその後の結果に大きく影響することを経験と周知の事実から知っているからです。
私たちは企業の業績と従業員のワークモチベーションの関連性は高いと確信しており、ワークモィベーションの高い従業員が多い職場ほど、企業にもたらす効果は大きいのです。では、そのような職場の特徴は何でしょうか?
ワークモチベーションの意識の高い職場とは
1)良い職場の雰囲気
円滑なコミュニケーションがあり、相談がしやすく、自由な発想が生まれる。
2)従業員の低い離職率
従業員のエンゲージメントが高まり、優秀な人材の流出・労務問題を未然に防ぐ。
よって、彼らと会社との関係・社内の人間関係は大変よく、仕事からの満足や充実が彼らのモチベーションを支えることになります。この継続が人材の安定、労務費の削減、そして安定したサービスへ繋がり、業績・収益のアップとなります。これを “健全なワークモチベーションが生み出す良循環” と呼べます。
上記を考慮するなら、従業員のワークモチベーションの向上は最優先事項の取り組みであることが理解できます。継続的な業績・収益向上に近道はありません。そのためには、従業員のワークモチベーションの向上は必須であり、その施策に取り組むことに早すぎることはなく、またもう手遅れであることもありません。必要なのは、その重要性を理解して “今” 取り組むことです。
もちろん、各社で従業員のワークモチベーションを向上させるのに様々な方法を試してこられたと思いますが、目指すのは “健全なワークモチベーション”を持つ従業員を育てることです。次回は健全なワークモチベーションとは何か?どのように育てることが出来るかを解説致します。
従業員たちの生の声を聞きませんか?
我々は「ワークモチベーション調査」を行い、従業員の意識の実態を明らかにしながら経営改善のお手伝いをしています。「ワークモチベーション調査」は、彼らのモチベーションを具体的な数値で見える化し、経営改善に役立てていただくのに非常に有益です。
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